リサイクル羽毛について

リサイクル羽毛のコンテナ入荷時にはCIL検査員が立ち会い、羽毛のサンプリングを行い、一般の新毛と同様に10項目以上の検査をし、合格したものに対してのみ”CILリサイクル羽毛ギャランティーラベル”が発行されるのです。

羽毛リサイクルの工程

東京で粗大ごみのナンバー1はふとんであることをご存知ですか?
(出典:東京23区清掃一部事務組合 清掃事業年報 平成27年度版)
羽毛原料はケラチンというたんぱく質で出来ており、80〜100年使用できると言われています。
その羽毛原料を世界で一番使っているのは中国の人々です。
今後ますます中国における使用量が増えると言われており、”限りある資源”となりつつあります。
この限りある資源をリサイクルして使っていこうというのがCILのポリシーです。
まずは羽毛ふとんを廃棄させずに収集しなくてはなりませんが、一般家庭においては下取りセールでの回収、業務用であればホテル等の宿泊施設より回収します。
回収した羽毛ふとんは仕分けされ、圧縮梱包され、コンテナに積んで、台湾の専用リサイクルラインに運ばれます。
ここで羽毛原料を取り出し、洗浄・脱水・乾燥・選別・除塵工程を経て、品質の確認、特に清浄度、ニオイ、ホコリのチェックを行います。
合格した羽毛が台湾から日本へと運ばれ、他の一般の新毛とは明確に区別され、取り扱われます。