羽毛ふとんのサステナビリティとSDGs

へらさない(すべての資源)、ふやさない(すべての負の産物)

羽毛は長い長い進化と淘汰の歴史を経て、今日、私たちの寝具として地球が提供してくれる、すばらしい贈り物です。

羽毛はもとより、食肉用の水鳥(グース/ダック)から得られるものです。
羽毛目的で水鳥は飼育されません。
つまり羽毛は食肉産業のプロセスから生まれる純粋な副産物なのです。
水鳥たちの命を守ってきた捨てられてしまう運命にあった貴重な羽毛を、ていねいに精製し、寝具用充填材として活かし続けている結果が、一枚一枚の羽毛ふとんなのです。

羽毛はケラチンというタンパク質でできていますから、最後は土に還ります。
地球を汚染したり、破壊したりすることなく、地球からいただいて、そして地球にお返しできる素材といえます。

羽毛ふとんは「へらさない、ふやさない」完結型サイクルの代表的産物ともいえます。

羽毛はSDGsの理念の中で、特にSDGs-12に貢献しています。
「つかう、責任。つくる、責任」を提唱しているのがSDGs-12です。
一枚の羽毛ふとんの100年消費で、廃棄と炭素の排出をなくし、最後は土となって地球にお返しすることが羽毛ふとんの存在意義と作り手、使い手の責任といえます。