羽毛ふとんの廃棄ゼロエミッション(脱炭素)とリサイクル

ゼロエミッション2050

ゼロエミッションとは、人が活動することで発生する排出物や廃棄物を限りなくゼロにすることを目標(2050年をターゲット)とし、そのために最大限の資源活用を図り、持続可能な経済活動や生産活動を展開していくグローバルな考え方とその方法を意味します。
環境保全と経済発展を相互統一し、「持続可能な発展」をいかにして実現するかを課題としています。
そのための循環型社会実現のためのコンセプトとして「ゼロエミッション」という考え方が提唱されています。

ふとんは残念ながら、粗大ゴミナンバーワン(東京都)、年間100万枚以上が廃棄処分されています。
(令和2年度)

NO廃棄羽毛布団年間1千万枚

日本全体でみれば、年間1千万枚のふとんが灰になっていることになります。
羽毛を1kg 燃やすと、約1.7kgのCO2が発生します。
1千万枚の羽毛ふとんの焼却処分で、17,000トン以上ものCO2を排出しているのです。
羽毛は非常にリサイクルに適した素材です。
廃棄焼却処分の代わりにリサイクルして再利用することで、莫大な量の脱炭素(炭素固定)が可能なのです。
そのためには、

1 100年消費を念頭におく。
2 廃棄しないでリサイクルする。

リサイクルされた羽毛は、おふとんの他、衣類やクッションなどに再利用
リサイクルされた羽毛は、おふとんの他、衣類やクッションなどに再利用されます。