黒点

検査方法

黒点の試験方法

1:試験装置
a) 混合箱
b) 組成選別用キャビネット(白い紙)
c) ピンセット
d) 化学はかり0.1mgまで秤量できるもの
e) ビーカー
f) 染色堅ろう試験判定基準用の「汚染用グレースケール(JIS L0805)」
2:試験試料
約50gの羽毛を混合箱内で平均化するようよく混合し、標準状態に調整し、上層、中層、下層の各部分からランダムに合計3gの試験試料を2個採取する。
3:操作
1) 試料試験は、採取した3gの2個試料で行う。
2) 試験終了後の試料を0.1mgまで秤量する。
3) 組成選別用キャビネットの中の白い紙の上に試料を拡げ、ピンセットで混入しているグレーのダウン及びフェザーをすべてビーカーの中に拾いだす。この時、ダウンやフェザーに付着しているファイパーやきょう雑物をきれいに取り除く。
4) 一個のダウン或いはフェザーの一部分でも、グレーやブラウン、黒といった天然の着色があるものは総てグレー羽毛に含める。ただし、明らかに染色したと認められる赤、青などの人工的に着色したもの及び黄変などによる黄ばんだものはグレー羽毛に含めない。
5) グレーの色濃度は、汚染用グレースケール(JIS L0805)を用いて判定しグレースケールの「3級~4級」以下はグレー羽毛とする。
6) 全てのグレー羽毛の選別が終了したら、グレー羽毛の質量を0.1mgまで秤量する。
4:試験結果
グレー羽毛混入率は次式によって算出し、2試料の平均値を小数点以下一桁まで表示する。

グレー羽毛混入率(%)= グレー羽毛の質量(g) / 試験試料の質量(g) ×100

但し、試験試料2個の測定値に0.5%以上の差があった場合には、さらに2個の測定を行い、4個の平均値を求める。

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