羽毛ふとんは最適最高の掛けふとん

羽毛ふとんは最適で最高の掛けふとんです。

  1. 包み込むようなすぐれたあたたかさで、健康的に暖まる。
  2. 圧倒的に軽いため、からだに圧迫感がなく、健康的に眠れる。
  3. 吸湿放散性にすぐれているため、蒸れることのないさわやかさが持続。
  4. 無数のダウンボールが鎖状にからみあっているため、からだにフィットする掛け心地の良さ。
  5. ケラチンの長寿性で、3代の使い手が何十年というスパンで使用できる。

これら6つの羽毛の優位性は、唯一羽毛だけのものです。

安眠のための寝床内環境温度と湿度

長期にわたる研究と実験で、科学的に明らかになってきた羽毛の性能について説明します。

 羽毛のあたたかさサイエンス

羽毛1gは、約3000粒のダウンボールで成り立っています。ダウンボールひとつは十数本の羽枝を持っています。それらが絡み合い、無数の空気の小部屋(エアセル)を形成しています。
それらが非常に高い断熱性能を持っているため、発熱体である体温を逃さないのです。
これが最適睡眠環境に必要な33±1℃という寝床内温度®を、生み出してくれるのです。

羽毛ダウンボール

 羽毛の軽さサイエンス

同じあたたかさを得るためには、羊毛なら約4倍、合繊なら約3倍以上の量が必要となります。
人は睡眠中に十数回の寝返りをうちます。寝返りはレム睡眠とノンレム睡眠の変換点でされることが多く、ここでスムースに寝返りがうてないと、熟睡できないことになります。
私たちの身体は、スムースな寝返りによって、起きていたときの身体の歪みや疲れを癒すといわれています。
重い掛けふとんを使っていると、寝返りがうてないどころか、毛細血管を圧迫し、血流を妨げ、身体や内臓の機能障害を起こす原因となります。

 羽毛の吸湿放散性サイエンス

羽毛は公定水分率が13%と非常に高く、それ自体が自然呼吸しています。
この呼吸作用で、睡眠中の汗などの水分を吸湿、それを外に放散してくれます。
また気温の高いときは、抱え込んだ空気の部屋を閉じて、余分な熱を外へ逃がします。
羽毛は掛けふとんの快適さをつかさどる機能として必要不可欠な3つの性能を備えています。

  1. 吸湿性→水分を吸収する性能
  2. 放湿性→吸収した水分を放散する性能
  3. 透湿性→内側にたまった余分な蒸れた空気を外に逃がす性能

このため、寝床内の湿度が常に50%前後に保たれるという理想的な掛けふとんの機能を提供してくれるのです。

 羽毛のフィット性サイエンス

羽毛は他の板状に成形されている充填材とは異なり、唯一、極小の粒がからみあった組成となっています。
そのため、身体にフィットするやわらかなしなやかさ(ドレープ性)があり、身体を包み込んでくれる”雲”のような包容性のある快適さを提供してくれます。

 羽毛のストレスフリーのメンテナンス

羽毛は圧縮回復率が高く、それ自体が放湿性を持っているため、頻繁に干す必要がありません。
そのまま広げておくだけでもふっくら度が回復します。
また軽いと同時に、圧縮梱包が可能ですから、収納や持ち運びが非常に簡単です。
狭い収納スペースにも向く上に、出し入れが圧倒的に楽といえます。

 羽毛の100年消費と脱炭素素材のサイエンス

羽毛は自然の産物として奇跡的ともいえる蘇生力、再生力に優れています。数年に一度の洗いと、15年に一度の打ち直しを行うだけで、100年の使用が可能です。今購入した羽毛ふとんが、100年後も使用可能なのです。
バージン羽毛のみならず、リサイクル羽毛でもその性能にほとんど変わりのないことも証明されています。
羽毛がケラチンというタンパク質でできていることで、これだけの長寿が保たれ、同時に最後は土に還ることが可能なのです。
羽毛ふとんを100年を超えて使い続けることは、SDGs(持続可能な開発目標)やゼロエミッション (脱炭素)などへの実践につながり、生産サイドも消費サイドも高い社会貢献価値を有することになります。

これから将来にわたり、風力発電やEV(電気自動車)、ソーラーエネルギーの利用などと同様、羽毛ふとんは「地球の上に生きる」ための、スマートチョイスとして、暮らしの必需品となることはまちがいありません。